大日本道中細見絵図（弘化4年） 【判型】表紙：縦195粍。展開時：385×1485粍。 【作者】不明。 【年代等】弘化4年春刊。［江戸］丁子屋平兵衛板。 【備考】分類「地誌・一枚刷・一枚物028」。北は蝦夷地(北海道)の松前から南は九州にいたる、日本全国の街道を簡単に案内した道中図の一種。五街道などの主要な道だけに限らず、様々な道筋も描いており、金比羅参詣ルートや西国巡礼道も描く。また、それに沿う宿場町も記載され、その町間の距離情報も詳細に記入する（国土地理院HP参照）／『大日本道中細見絵図』は、弘化4年初刊。書名の「細見」は「詳しく説明している」という意味で、庶民が安心して旅ができるように配慮された道中図である。江戸を起点とした五街道など全国の主要街道に宿場を明示し、これをたどれば目的地に達するようになっている。また、沿岸航路や船の絵などもあり見やすいように工夫が凝らされている（山道俊哉氏HP参照）。 ★状態並み（総裏打ち、表紙やや汚損、小虫）。色刷り。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、江戸期の類書が、35,000円（弘化5年）～38,500円（弘化4年）】。