トラムウェイの完成品 EF58 60を、愛知植樹祭ののち一般仕業に就いていたころの姿に加工しました。完成品を買うとき前面手すりの塗装がはがれており、模型店に入荷したすべての商品がはがれているとのことでしたのでその修正をと思っていましたが、ついでに気に入らないところの加工もすべて行ってみました。加工内容は下記のとおりです。１．手すりは全て外し、洋銀線とリン青銅線で作り直しました。太さは場所により変えてあります。特に乗務員ドアの手すりは製品が軟質プラでかつ車体への差込口も短いものに合わせてありましたので、手すり上下にロスト製のノブを付けて作り直しました。２．前面の標識灯掛けはモールドを削り落とし、ボナファイデプロダクトのエッチングパーツに交換しました。なお、製品にはミステリー４０１のヘッドマークが付属しており、これを装着したい方のためにヘッドマーク掛けは製品付属のパーツを使用しています。３．屋根上の吊り環はモールドを削り落とし、エッチングパーツに交換しました。SGハッチの取っ手もモールドを削り落としリン青銅線に交換しています。４．汽笛、信号炎管、エアホースは形態が素晴らしいエコーモデル製のロストパーツに交換しました。５．車体の塗装は全て剥離し、ミッチャクロンによる下地塗装ののち、自家調合したため色で塗りなおしています。屋根上は大宮工場謹製の黒塗装仕上げです。所属札差と乗務員札差はシルバーに塗装、所属札は浜松です。６．製品では塗装で仕上げられていた飾り帯はハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けました。７．製品では未塗装だった下回りはミッチャクロンの下地塗装ののち艶消し黒で仕上げ、端梁の解放てこ、握り棒はクロームシルバー塗装で仕上げています。８．大きな窓からよく見える機械室、運転室にはヤフオクでおなじみのパーツを貼ってあります。９．ナンバープレート、メーカーズプレートは製品添付のパーツを活用。正面のナンバーは製品に付属の通常インレタではなく、メタルインレタ仕上げとし、エンド標記も製品の印刷ではなくプレートを貼っています。レタリングもくろま屋製インレタを用いてフルレタリング仕上げです。レタリング終了後、半艶クリアーを吹き付け、レタリングを保護しています。１０．未塗装だった製品のパンタグラフをミッチャクロによる下地塗装ののちシルバー仕上げとし、シュー部分はカッパー仕上げとしています。なお、当時はPS１４の台枠は黒に塗られるのですが、60号はお召予備機に指定された際、シルバー一色となっているようです。１１．以上の加工が完了したのち、所属クラブのレイアウトで試運転しましたが、きわめて快調に走りました。走行歴はこの試運転のみです。ヘッドライト・テールライトの点灯も問題ありません。言い忘れましたが製品では透明パーツとなっているテールライトレンズもクリアーレッドに塗装して落ち着かせています。以上のような加工をいたしましたが、あくまで素人の楽しみで作った模型ですのでスタート価格はベースの完成品プラスパーツ代程度とさせていただきました。もちろんメーカー完成品と比べると劣った部分もあると思いますので、メーカー完成品レベルを求められる方はご入札をご遠慮いただければ幸いです。また、上記のように加工したものですので、ノークレーム・ノーリターンをご了承いただける方のご入札をお待ちしております。（2022年 6月 16日 15時 24分 追加）加工箇所の追記です。１２.ワイパーはボナファイデプロダクトのエッチングパーツに交換し、実物に倣い機関士側をWP50、機関助士側をWP35としています。１３.カプラーはケーディーマグネマチックカプラーに交換しています。