すべてのパーツをこぎん刺しで作った贅沢なテディベア。 クールでスタイリッシュなのに、どこかほっこり脱力感。 犬？ クマ？ 耳と手足、そして鼻先を黒、他は白で刺したこぎんで作りました。 どの方向から見ても、幾何学模様が楽しめます。 白い部分もこぎんが刺してあるので、よく見ると模様が浮かび上がるように見えます。 鼻先を黒く切り替えたことで、ちょっととぼけた、ほのぼのした表情に。 全部しっかりこぎんを刺したことで、糸目のほっこりした温かみのある感触。 落ち込んだ時に見たら、そばでほのぼのとなぐさめてくれそうなこぎんのくま。 どなたにも似合う、紺と白のシンプルで日本らしい色味です。 ■こぎん模様 「梅の花」「うろこ型」「石畳」 複数の伝統模様、古作模様でできています。 ハギレを使ったので、足底や耳などにほんのり色が入って、首の飾りのチェコビーズともなじみます。 ■仕様 サイズ 高さ9cm（耳を入れると10cm）×横9cm 奥行9cm ※自立はできませんので座った状態です。 素材 こぎん布、糸、綿、ジョイント、リボン、ビーズ ■こぎん刺しと総刺しこぎんクマとは こぎん刺しは、青森県津軽地域に伝わる刺繍麻の着物の補強や保温が目的でしたが、やがて着物全体を飾る模様として、たくさんの模様が生まれました。 「てこなこ」「きくらこ」など、津軽弁の名前が付いた模様や、 「紗綾型」「亀甲」「鱗形」など日本古来の縁起模様に由来する模様もあります。 「総刺しこぎんクマ」は、こぎん刺しを生地全面に施した「総刺し」を使ったテディベア。 小さいため、身近な空間に飾ることができます。 またバッグなどに入れて連れて歩くのにもちょうどいいサイズです。 小さなぬいぐるみと一緒なことで、気持ちが不思議と落ち着くこともあります。 首、手足が自由に動かせますので、お好みの表情にできます。 嬉しい時は一緒に喜んでいるように、 元気がでない時は、励ましているように、 見る人の気持ちに添えるように、敢えて目鼻のパーツは付けていません。 手足の部分は紺に黒のこぎん刺し。古作こぎんの着物は古くなると染めて着たそうです。それをあえて紺に黒の糸で刺しました。 「どうかした？」 ひょっこり。な表情。紺に白のストライプのリボンが似合います。 モチみたいな、しもぶくれのシルエットがかわいい頭。 こぎんの伝統模様がきっちりしつつ、素朴なぬくもりが伝わります。 すべてこぎん刺しがされているので布に厚みが出て、綿も固く詰めているので、しっかりした質感です。